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口腔内細菌の顕微鏡検査

2021年11月24日

 

 

こんにちは!

 

神保町駅A9出口より3分
新御茶ノ水駅B5出口より5分
小川町駅B7出口より6分

の神保町ガ―デン歯科です。

 

 

 

皆さんは歯周病が全身に様々な悪影響を及ぼすことをご存じですか?

 

 

歯周病の原因となるのは、プラークの中にいる細菌です。

このプラークは時間とともに量が多くなり、酸素が少ない状態になるとその中で

酸素を嫌う悪玉嫌気性菌が多くなります。

 

悪玉菌が起こす炎症による毒性物質が、歯肉の血管から全身に入り、様々な病気を引き起こしたり、

悪化させる原因となります。

 

 

もちろん、歯を支える骨も溶かされてしまい、重度の歯周病へと進行していきます。

 

 

 

当院では位相差顕微鏡を導入しており、

細菌の数、ある程度の菌の性質を検査することが出来ます。

 

 

患者様の口腔内のプラークを採得し、liveで動いた細菌をみていただいております。

 

 

 

 

口腔内の細菌を1000倍に拡大して見ることができます。

 

 

 

まずはこちらの写真をご覧ください。

 

 

これは歯周病の患者様から採取したプラークを位相差顕微鏡で見た図になります。

 

 

拡大してみましょう。

 

 

おわかりいただけますか?

 

ヘビのように細長くうねうね動くのがスピロヘータです。

 

 

スピロヘータとは歯周病の代表的な細菌で、大気を嫌う偏性嫌気性細菌なので

歯周ポケット内部でよく見られます。

 

 

こちらが、一連の歯周治療を行った後の、穏やかな口腔内から採取した顕微鏡像です。

 

 

 

菌数が格段に減ったのが目に見えてわかりますね!

 

 

口腔内には常に常在菌がいます。

細菌を0にすることはできません。

 

常在する悪玉菌は定期的なメンテナンスを行うことで、

細菌数を格段に減らし、活動を抑えることが出来ます。

 

 

皆様もご自身の口腔内の動いている細菌を位相差顕微鏡で見てみませんか?

 

 

dental hygienist