ラミネートベニアとダイレクトボンディング(審美歯科)
2022年1月25日
こんにちは!
神保町駅A9出口より3分
新御茶ノ水駅B5出口より5分
小川町駅B7出口より6分
の神保町ガ―デン歯科です。
今回はそれぞれ『ラミネートベニア』と『ダイレクトボンディング』で前歯の審美治療をされた方の2ケースのご紹介です。
初めの患者様は、上前歯が一本だけ、形や大きさが他の歯に比べて小さく、
“すきっ歯”のようで気になるとのことで来院されました。
これは『矮小歯(わいしょうし)』と言われ、通常の歯に比べて、生まれ持って非常に小さい歯のことを言います。
上顎の側切歯(上の真ん中から二番目の歯)によく見られ、円錐形をしており、審美的に気にされる方が多くいらしゃいます。
治療前の口腔内写真です。
写真向かって上右側の一本の歯が非常に小さく、歯の間が空いて見えます。
今回こちらの患者様は『レイヤリングジルコニア』による『ラミネートベニア』で治療をしました。
『ラミネートベニア』とは、歯の表面を薄く削り、その上に「付け爪」のように薄いジルコニアを接着し、
すきっ歯を目立たなくしたり、歯の色や形を変える審美歯科の治療法です。
天然歯を削る量が非常に少なく、最短2回で治療が完了します。
早さや仕上がりの美しさといったメリットから、モデルや芸能人の方が前歯の形や色を全体的に変えるため
多数歯にわたって選択される事が多いようです。
写真ではわかり難いですが、周囲の歯に色調を合わせて作製された薄いシェル状のジルコニアです。
接着した当日の状態です。
周囲の歯にマッチングした形態となり、隙間も無くなっています。
before
after
次は、同じく矮小歯を『ダイレクトボンディング』で治療したケースです。
こちらの患者様も上顎の側切歯が非常に小さく、円錐形をしており、
笑った時に見える歯の左右のバランスと、すきま感を気にされておられました。
(ダイレクト術前)
(ダイレクト術後)
このケースのダイレクトボンディングは、歯を全く削ることなく、歯科用レジン(プラスチック)を直接詰めて
歯の色や形態を回復することが出来ます。
従来の方法に比べて歯型を採る必要がないため、1回の治療で最小限の侵襲に抑えることが可能です。
すきっ歯や外傷で欠けた歯に対して、歯を削らずにビルドアップすることもできます。
近年のレジン材質の進歩により、従来の保険適用のプラスチックでは不可能であった
自然な色調と形態を再現することが出来るようになりました。
〈ダイレクトボンディング治療内容〉
〈利点〉
歯を削る量を最小限、又は全く削らず、歯に優しい治療方法。
〈欠点〉
適応症が限られ、不向きなケースもあり。