セミナー受講『歯科衛生士が理想とするメンテナンス』
2021年10月26日
こんにちは!
神保町駅A9出口より3分
新御茶ノ水駅B5出口より5分
小川町駅B7出口より6分
の神保町ガ―デン歯科です。
『歯科衛生士が理想とするメンテナンス』セミナーを歯科衛生士全員が受講しました。
当院では、多くの患者様に、「虫歯や歯周病の予防」・「治療後の長期安定」のため、3ヶ月に1度のメンテナンスに来院して頂いております。
今回は、私たちが行う「メンテナンス」についての実際を少しご紹介させていただきます。
まず私たち歯科衛生士は、来院予定の担当患者様の今までのカルテ・レントゲン・衛生指導記録などを確認し、
今回やるべき内容や、チェックするポイントなどを事前に整理します。
ご使用いただいている歯ブラシ、歯磨剤、洗口剤などもチェックします。
患者様には、1時間という貴重なお時間を頂きますので、スムーズに処置が進められるよう事前より心掛けています。
「問診」・「(必要あれば)レントゲン撮影(医師)」・「口腔内写真」・「虫歯や歯周病検査」・「細菌顕微鏡検査}・「染め出し」
「ブラッシング指導」・「歯石や歯垢(バイオフィルム)の除去」・「エアフロー」・「PMTC」・「レーザーメンテナンス(医師)」・
「エナメルトリートメントケア」
などなど内容の中から、それぞれの患者様に必要なものだけをチョイスし、カスタマイズして行います。
今回のセミナー受講に関連したトピックスをいくつか。
「歯石や歯垢の除去」
歯石の除去にはハンドスケーラ、超音波スケーラ、エアスケーラーなどの器具を使用します。
当院では、ソフトで痛みが少なく、患者様、術者ともにポジションをとりやすいエアスケーラーと、
歯や歯根の形は複雑なため、“根分岐(根の分れ目)”や”コル(窪み)”など歯周病菌が停滞しやすい 歯周ポケット内の細かい部位は
ハンドスケーラを使用する事が多いです。
「エアフロー」
ウォータースプレーと専用パウダーを吹き付け、歯を削ることなくクリーニングします。
茶渋やヤニ、コーヒーなどのステインだけでなく、歯の表面の膜状の歯垢、歯周ポケット内のバイオフィルムの除去
にも使用します。
使用パウダーも、
・炭酸水素ナトリウム(一定サイズの粒子で、歯の表面を優しく痛みなく綺麗にします。やや塩味)
・グリシンパウダー(アミノ酸系で、生体親和性が高く、歯周ポケットの中や被せ物、インプラントの
バイオフィルム除去にも使用できます)
と使い分けます。
「フロッシング」
皆さんご自宅で使用された事があるでしょうか。”デンタルフロス”
私たちがクリーニング時に患者様に使用する際には、フロスを殺菌作用のあるジェルや薬液にディッピングして使うなどの
工夫をしています。
「PMTC」
全体の歯垢や歯石を除去した後、私たち歯科衛生士が専門の機器とフッ素入りの研磨剤で磨き上げていきます。
〈当院で使用しているペーストの種類〉
・プロフィーペーストPRO
患者様の歯面の状態や用途に合わせて、4種類のフッ素入り研磨ペーストから選択し、磨きます。
・リナメルトリートメント
ナノ粒子のハイドロキシアパタイト配合で歯質の結晶化を促し、
毎日のブラッシングや食事によって傷ついた歯をツヤツヤでなめらかにしてくれます。
少し断片的なお話しになってしまいましたが、現在定期的にメンテナンスに来院頂いている患者様、これから予防歯科を始めようという方などに
私たちの行っている内容が少しでもご紹介できればと思います。
これからも新しい情報をしっかり取り入れ、日々のメンテナンスに生かしていけたらいいなと思います!
Dental hygienist