おすすめしたい、むし歯になりにくい人の生活習慣

皆さんこんにちは。
神保町駅から徒歩3分、神保町ガーデン歯科でございます。

 

日々しっかりとデンタルケアをしているのに、むし歯になりやすいとおっしゃる患者様がいらっしゃいます。
逆に、適当な歯磨きでもむし歯にならない方もいます。
このように、むし歯になりやすい方となりにくい方は、どこの差があるのでしょう?

 

赤ちゃんのときからはじまっている?

むし歯の原因は、むし歯菌です。
むし歯菌は、糖分を分解して酸を出し、この酸が歯を溶かすことでむし歯ができます。
このむし歯菌は、生まれたばかりの赤ちゃんには存在しませんが、周りの大人から口移しや同じスプーンなどで食事を与えられることで感染します。
3歳までにむし歯菌に感染したかどうかで、大人になってからのむし歯のなりやすさに差がついてくるともいわれています。

また、妊娠中の女性は、ホルモンバランスの変化やつわりなどで、歯周病やむし歯になりやすいということが知られています。
産後は慌ただしくて歯科医院に通うのが難しくなりますので、大切な赤ちゃんにむし歯を移さないようにするためにも、体調が安定している妊娠4~7カ月頃に歯科検診を受けておくといいでしょう。

 

むし歯になりやすい原因

むし歯になりやすい原因は、ほかにもあります。
中でも大きいのが「口の中が乾燥している」ということです。

例えば、よくかまずに食べたり、柔らかいものばかり食べたりしていると、噛む回数が少ないために唾液があまり分泌されません。
また、鼻呼吸ではなく口呼吸をしていると、口の中が乾いてしまいます。
ほかにも、極端なダイエットや過度の飲酒や喫煙、薬の副作用や加齢によるもの、ストレスなどでも唾液の分泌量が減ってしまいます。

口の中が乾燥していると唾液が少なく、むし歯菌を洗い流したり、酸の産出を抑制したりする効果が期待できなくなり、むし歯になりやすくなってしまいます。
唾液の分泌を促すために、食べ物はよく噛んで食べるようにする、固い食材を選ぶ、口呼吸をやめる、頬骨の下の耳寄りにある唾液腺をマッサージする、飲酒や喫煙を控えるなど、生活習慣を見直してみましょう。

 

定期検診の重要性

生活習慣に問題がなく、デンタルケアもしているのにむし歯になりやすいという場合は、歯の質などの遺伝的な要素や、かみ合わせなどの要因があるかもしれません。
このような場合は根本的な解決は難しいかもしれませんが、定期的な歯科検診でむし歯を早期発見・早期治療することで健康なお口を維持することができます。
とくにお口に問題がなくても、定期的にチェックしておくことも大切です。

 

まとめ

このように、むし歯になりやすい方の中には、生活習慣を改善することでむし歯になりにくくなる場合があります。
生活習慣の改善と、定期検診で、お口をむし歯から守りましょう。